ニャーは猫である。バイトは「和菓子カフェ」だ。

和菓子カフェでのアルバイトは、ニャーにとって新鮮な体験だった。甘い香りに包まれながら、お客様へのおもてなしに励む日々は、心地よい疲れと充実感で満たされていた。

ある日、忙しい午後。ニャーは甘味をつけた小さな餅を丁寧に包み、桜の花びらで装飾する作業に勤しんでいた。やわらかな餅が手に心地よく伝わり、手先の動きが繊細になる瞬間に、心が和むのを感じた。

すると、隣で働くハナちゃんが微笑みながら言った。

「ニャーさん、その桜餅、本当にきれいに包めてるね。お客様もきっと喜んでくれますよ」

ニャーは恥ずかしそうに耳をぴくりとさせる。

「ハナちゃん、ありがとうニャー。やっぱり和菓子作りは楽しいニャー。」

和菓子作りは、一つ一つの工程が繊細でありながら、お客様と直接繋がる仕事でもある。お客様が和菓子を受け取り、喜ぶ姿を見るたびに、ニャーの心も温かくなっていく。

夕方、和菓子カフェは穏やかな雰囲気に包まれる。お客様が過ごす空間に、和やかな笑顔と幸せが満ちていた。

終業間際、店長がニャーに声をかけてくる。

「ニャー、今日もお疲れ様。お客様から桜餅の包み方を褒められていたよ。君のこだわりが伝わっているんだね」

ニャーはにっこりと笑みを浮かべながら、店長に頭を下げる。

「ありがとうございます、店長。和菓子作りは心を込めてするから、お客様にも喜んでいただけるニャー。」

和菓子カフェでのバイトを通じて、ニャーは和菓子作りの奥深さやおもてなしの大切さを学んでいった。お客様とのふれあいや、仲間との協力でつくり上げるひとときは、ニャーにとってかけがえのない宝物となっていた。

これからも、和菓子カフェでのアルバイトを通じて、さらに成長していきたいと思うニャーであった。

“おわり”

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