AI が我々の生活の多くの側面に関与するようになり、教育分野でもその影響力が増しています。AIを使ってAIに負けないように訓練してみましょう。
OpenAIのChatGPTは、その高度な自然言語処理能力により、教育者が問題を作成するのを助けるツールとしての可能性を持っています。具体的には、読解力の問題を作成する際に、ChatGPTを使用する方法を紹介します。
ChatGPTが生成する問題を理解するためには、学習者が基本的な語彙力と文法知識を持っていることが必要です。そのため、教育者は学習者の能力に応じて、ChatGPTが生成した問題を調整するか、または完全に新しい問題を生成するようにChatGPTに指示することが求められます。
プロンプト
# 指示
例題を参考にして、新しい読解力の係り受けに関する、問題を作成してください。尚、選択肢は必ず文中にある単語とし、難易度を上げるために同じ種類の主語は2つ以上(人名を出すのであれば2人以上)出現させる。また問題は、複数の文をまたいだ場所にある関連を出題する。
# 背景
日本では読解力の低下について一時期話題になりました。
# 注目された間違いのパターン
次の例題の回答で、Alexを回答に選んでしまう。
# 例題
問題「Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。」
質問「この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
Alexandra の愛称は( )である
1.Alex 2.Alexander 3.男性 4.女性」
ChatGPTの回答
問題「ジョンはアメリカ出身の大学教授であり、日本の文化に深い興味を持っている。そのため、彼はしばしば日本に訪れ、日本の文化についての講義を行っている。一方、マリアはスペイン出身で、日本の現代美術について研究している美術史家である。彼女もまた、日本の美術についての講演を行うために日本を訪れることがある。」
質問「この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
日本の文化についての講義を行っているのは( )である
1.ジョン 2.マリア 3.アメリカ 4.スペイン」